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2019.08.16 豆知識

実店舗を持っている方は今すぐ始めるべきGoogleマイビジネス

Googleマイビジネスという機能をご存知でしょうか?

弊社は地方にあるweb制作会社ですので、お客様の比率でいうと実店舗をお持ちの方が多いです。
提案資料を作る際に、まず真っ先に確認するのがGoogleマイビジネスの活用率です。

普段何気なく検索していると検索画面の右側に調べていることに関連した情報などが出てくることが増えたと思います。
例えば施設名などを検索すると、施設の情報や営業時間、住所などが基本的に表示されるのではないでしょうか?

また、Googleマップで検索すると、当たり前の様に付近の情報が整理されて出てきますよね。

Googleマイビジネスは検索結果やマップに表示される企業や店舗の情報を管理するツールになります。

業種によってまちまちですが、そもそも導入していないお客様も多いな……と感じているのが本音です。

この様なツールを導入すると手間が増えて面倒だと考える方もいるのではないかと思います。
ただ、手間を除けは導入しないデメリットはまずありません!
今回はGoogleマイビジネスで何ができるのかをご紹介できればと思います。

ローカル検索の重要性について

まずはGoogleマイビジネスの紹介の前に、ローカル検索(サービス名+地域名 など)の重要性をまとめたいと思います。
調べ物をするにも、ニュースを見るのも今では簡単にスマホでネットにアクセスできる時代です。
場所を選ばすトイレの中、ベッドの中、外出中どこに行っても手放せないアイテムじゃないでしょうか。

そんな中で「ローカル検索」に対する需要は年々高くなっています。
Googleの公表しているデータでは、スマートフォンの検索されたローカル情報をもとに、その日のうちに実店舗を訪れるユーザーは50%を超えると言われています。

また、スマートフォンの普及率はご存知でしょうか?
実は60歳以上のスマートフォン普及率は現在50%を超えて、70歳以上も30%まで普及率が上がってきているそうです。

今やスマートフォンを持っていないユーザーの方が少ない時代です。

地方だからwebに力を入れなくても良いという時代ではありません。
ご年配の方も当たり前のようにスマホを使いこなす時代になっているのです。

Googleマイビジネスを始めるべき理由

事業主としてオーナー登録すると専用の管理画面を編集できるようになります。
Googleマイビジネスが出来ることは主に3つの機能に分かれます。

Googleマップの登録

1つ目の機能はGoogleマップに店舗・企業情報を載せるための手続きです。
こちらはGoogleが自動的に取得した情報を基に登録されているケースも多いです。
ただ、開業したての店舗などはすぐに情報は反映されません。
マイビジネスに登録することで、Googleマップに表示させることが可能になります。

Googleマップの情報登録

2つ目の機能は表示される情報のコントロールが可能になります。
例えば営業中になっているのに、実際に訪れてみると定休日でがっかりした経験などはないでしょうか?
自動取得している状況ですとユーザーから提供された情報を基にデータを表示している可能性があります。
誰でも編集出来るため、正しい情報が載っているとは限りません。
Googleマイビジネスに登録されているデータが基本的には正しいものと認識されるので間違った情報の配信を防ぐことができます。

イベント情報の配信や広告との連動機能

3つ目の機能はデータの分析や競合の情報が取得できるようになります。
Googleマイビジネスの機能には、投稿というイベントなどの告知機能があります。
同業他社がどのような投稿を行っているかが一覧になって簡単に確認出来るようになります。
また、検索結果の閲覧回数やレビューなどの管理が容易になります。
その他にも有料広告との連携機能などもあるので集客に力を入れているならば活用できるケースがたくさんあるはずです。

登録しないと起こりうるデメリット

まず、情報のコントロールが出来ないため間違った情報がユーザーに伝わってしまう可能性があります。
ユーザーからすれば、あなたが出している情報か、第三者が載せている情報か、見分けがつかない状態です。
特にローカル検索では、営業時間などはとても重要な情報です。
理不尽なことですが、些細な行き違いからネガティブなレビューを書かれてしまうことも少なくありません。

また、電話番号なども注意が必要です。
これは実際に私が経験したケースなのですが、同じ敷地内に複数の施設がまとまっている公共施設の話です。
Googleマップに掲載されていた番号が間違っていて、別の部署にかけ直してくれとたらい回しに……。
サイトを見ても古くて、どこにかければいいかわらない……。
勝手に登録された情報なので、その施設に非はないものの、もやもやしますよね。

特にナレッジパネル(検索画面に表示される情報)は、あなたのサイトに興味を持ってくれたユーザーが最も目にする箇所です。

人間関係と同じでwebの世界も第一印象が大切です。
無料で使えるツールですので、手間を惜しまずに活用することで確実にプラスの印象を与えられます。

そして、最も怖いのが成りすましです。
登録の際には電話やハガキを使った本人認証がありますが、過去の事例でアカウントを乗っ取られた相談をよく見かけます。

管理する権限を取り戻すことも可能ですが、かなり複雑な手続きを踏むケースも中にはあるようです。

誤った情報を流されるのも怖いですが、マイビジネスは使い方を間違うと「閉店」あつかいでGoogleマップに表示させることも可能です。
検索したお店が「閉店」となっていたらどう感じるでしょうか?

考えるまでもないですよね。

これは考えられる最悪のケースですが、情報を守るのは自分自身です。
トラブルを未然に防ぐためにも登録は早めに済ませておくのがベストです。

登録方法について

ここまで読んでいただいた方は、少しでも興味を持ってくれた方なんじゃないでしょうか?

メリット・デメリットをざっくりと説明しましたが、実際の登録方法や設定について説明したいと思います。
登録時の確認にはハガキや電話などいくつかパターンが存在しますが、あなたが運営する店舗がGoogleマップに既に表示されている場合は比較的に楽に登録ができます。

赤い枠の「このビジネスオーナーですか?」という表示が出てきた場合はマイビジネスの登録が完了していない状態です。
この状態の場合になっている場合は、電話番号や住所が正しいものが登録されているかを確認して下さい。

こちらのリンクから選択肢を選んで登録を進める事ができます。
その中でオーナー確認の項目が出てきますが、状況によって選べる選択肢が変わってきます。
選択肢に表示されない場合は使用する事ができないので、ご自身の状況に一番あった項目を使用して下さい。

Google マップに店舗が表示されていない場合

ビジネスをはじめて間もない場合はマップ上に表示されていないケースも多いと思います。
本当ならすぐにでも載せてほしいところですよね?
この場合はGoogleマイビジネスに登録することで解決します。

ただ既にマップに情報が載っている場合と異なり、オーナーの確認がハガキのみになります。

Googleマイビジネス公式サイト

こちらのページから登録を進めることになりますが、ハガキが届くまで約2週間ほどかかるそうです。
手続きをおこなった後、30日間で登録を完了させる必要がありますが、ハガキが届くまでの期間も含めての手続きになります。
なるべくなら開店と同時に表示されるようにしたいですよね。
ハガキが届く間に店舗名や住所の変更などをおこなうと認証に失敗したり注意事項もたくさんあるので気をつけて下さい。

アカウントが乗っ取られている可能性

登録した覚えがないのにGoogle マップに「このビジネスオーナーですか?」と出ていない場合。
基本的にはオーナーの確認があるため難しいはずですが、過去にはそのような相談ケースもありました。
ただサイト制作会社が善意で作っておいた。
そんな話もありましたので、まずはご自身のGoogleアカウントなどでマイビジネスのログインを試してみて下さい。

管理者がわからないけどアカウントは出来ている。
そんな場合はオーナー権限の譲渡依頼をすることが可能です。
依頼が却下される場合もありますが、7日間返信がない場合は自身が管理者だとGoogleに申請できる可能性もありますのでまずは試してみて下さい。

ビジネス リスティングのオーナー確認をリクエストする

MEO(Map Engine Optimization)の現状について

ご自身でサイトを運営している方にはSEOなどよく耳にする言葉かと思います。
MEOとはGoogle マップに対する検索エンジンの最適化のことを意味します。

導入率については業界によってかなり差があるのが現状だと思っていますが
まだまだGoogleマイビジネス自体も認知度が高いとは決して言えない状態ではないかと思います。
また、アカウント自体は開設済みですが、内容の変更などをしていないためデフォルトの状態のままのお客様も多いです。

特に最近では店舗名を検索すると地図情報と一緒にマイビジネスで登録した情報が一緒に現れてくるパターンが増えました。
中にはwebサイトに訪れなくてもこの情報だけで事足りてしまうケースも増えているのではないでしょうか。

Googleマイビジネスの利用には一部機能を除きすべて無料で使用できます。
また、この情報を拡充することがMEOの基本になります。

このGoogleマップやナレッジパネルに限らず年々検索結果の情報だけで調べ物を完結させようという動きが強くなっています。
例えば求人情報が検索結果に出てきたケースなどはないでしょうか?
この表示には通常のWEBサイトとは違い複雑な記述をサイトに加える必要があります。

ただ、Googleマイビジネスは現状無料で使用できるツールで、大きな影響力を持った情報の整理ができます。
弊社ではweb制作だけではなくサイトを作成した後もフォーローさせていただいています。
webが持つチカラを引き出すためのお手伝いになればと思います。