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2019.08.08 ディスプレイ広告

インターネット広告が楽しくなる裏側の配信ロジックの仕組み


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中小企業のご担当者様には本業とWEB周りの業務を兼任して中々効果がでないで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
WEBを活用した集客はどんどん複雑化していき最新の情報を追うのも一苦労です。
このブログではインターネット広告がどのような仕組みで配信されているのかをご紹介していければと思っています。

早速すが良く同じバナー広告を見かけるな…。
そんな体験はないでしょうか?

たぶんありますよね?
私は気になった広告は配信媒体がどこから出ているものかを調べています。
実は調べると言ってもワンクリック確認が可能です。
それに加えて、違法性を感じれば配信停止の依頼。
今後自分には同じ広告が出ないように設定することも可能です。

今回ははじめての広告関連の記事になりますので、
難しいツールの使い方やプライバシーの話はありません。
広告を出す時に裏側でどんな情報が使われてるのかを解説していきます。

そもそもインターネット広告ってなに?

様々な手法や媒体があるので書き出すときりがありません。
広告で何をするのか?その時々で効果のでやすい手法に傾向はあります。
細かい広告毎の特徴や活用事例は話はまた別の機会で記事を作らせていただきますね。

平たく言ってしまえばインターネット上に表示される営利目的の情報はすべて広告とみなして良いのではないでしょうか?

ただ、効果が出やすい広告として大きく2つに分けるなら「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」かと考えています。
日本では「Google広告」「Yahoo!プロモーション広告」が提供しているサービスが知名度、利用頻度共に高いです。
WEB関連の業務を任されている方には、リスティングだったりSEM、アドネットワークなど聞き覚えのある言葉じゃないでしょうか?

検索連動型広告(リスティング広告)

検索結果の一番上に「広告」と付いているものを見たことはありませんか?
これら全てが広告になります。
現在では多くても2〜3個に留まっていますが、昔は右側に大量に出ていた時代もありましたね。
この部分はYahoo・Google共にキーワードに関連する情報を載せる枠になりました。
特徴としてユーザーの検索キーワードに対して広告を出せます。
調べ物をしているユーザーに対して配信できるので、高い効果が出やすいメニューです。

ディスプレイ広告

サイト閲覧中に「バナー」や「PR」と付いたテキスト文を良く見かけているのではないでしょうか?
特にスマートフォンだと画面一杯に表示されたり、消したくても中々消せないように設置されていたり、とても鬱陶しいですよね。
2018年にスクロールに合わせて動くバナーは規制されましたが、依然ストレスになる広告は多いと感じています。

今回はホームページの中に設置されているディスプレイ広告に付いてのお話がメインになります。

Googleが取得しているユーザー属性

こちらが私のPCが持っている属性データになります。
年齢と性別はどんぴしゃですね。
趣味もおおむね…というよりこれも違和感がないです。

これは私の検索キーワードや閲覧している情報からGoogleがカテゴライズしていきます。

この情報を基にして配信の際には、特定の分野に興味を示しているかを判断して広告をコントロールしています。

これだけ見ると少し怖いですよね。ビックデータさまさまのデータです。
でも、実際にはここまで細かいデータは見れず「ゲーム好き」だったり「自転車好き」みたいなざっくりとした分類に分けられます。
また、この様な趣味趣向だけで配信してしまうと、対象のユーザーが多すぎて狙ったユーザーに出せているとは言い難いです。

実際には他のターゲティングと組み合わせて、より配信精度を高めるために使います。
特にサービスによっては年齢・性別などで、対象外のユーザーが出てくる場合が多いのです。
そもそも特定の年齢層には配信しない。と言った組み合わせ。
特定の属性を持っているユーザーには、少し予算を多く使っても配信を優先させるような仕組みを作ります。

自分のユーザー属性って調べられないの?

ここまで読んでいただいた方は気になる部分ではないでしょうか。
このデータは下記のリンクから確認できます。

広告のカスタマイズ

みなさんのデータはどうでしたか?
中には全然自分のイメージとは違う方もいたと思います。

その様な場合は項目をクリックするとオフにすることができます。
全てオフにしても、新しく別の項目が追加されることもあります。
特に違和感を感じたものや見たくないジャンルをオフにすることで表示される広告をある程度管理できます。

それでも見たくない広告が出てくる方への裏技

基本的にバナー広告の右上にはアイコンが付いています。
これは各社で異なるアイコンで配信されているので、この部分でどの媒体が出している広告なのかがわかります。
今回はGoogle広告をサンプルに出させてもらいました。
このアイコンがない場合は、サイトを運営している方が独自で設置しているバナーになります。

こちらをクリックすると下記のようなバナーに切り替わります。

その後「この広告の表示を停止」を選択すると停止理由などの選択ができます。

「広告表示設定」という項目を選択するとより詳しい内容が表示されます。

今回この広告が表示された可能性として3パターンあるようです。
また、下の方に配置されているリンクから、不適切な広告・違法性が認められる広告はGoogleへ申告することが可能です。

基本的に各社同じ様な仕組みになっているので気になった方はチェックしてみると面白いですよ。

各社が推進するオートメーション

ここ数年で機械学習や人工知能など頻繁にニュースに取り上げられていませんか?
これは広告業界にも広く浸透してきており、媒体が推奨する設定は全部学習機能に任せてください。
といった内容にシフトしてきています。

そんな時に上記で説明した属性を効果改善のためにシステムが裏側で色々使っているようです。

そうなると、私のような作業者は必要なくなるのですね……とは実は思っていません。

例えばですが一つの事柄に対しての効果は改善できても、他がおざなりになってしまっている事が良くあります。

  • 売上を最大化したいと命令したら、本当に売りたい商品が配信されなくなってしまった
  • 購入数の最大化を命令したら全体の売上が下がってしまった
  • クリック数の最大化を命令したら500円の商品に1クリック1,500円も掛かっていた

上記のケースはいずれも私が実際に見てきたケースです。
もちろん、うまくいくケースもありますが、配信したい内容を正確にコントロールするならば人の手はまだまだ必要です。
また、この仕組みをうまく使えるように仕組みを作るのも人の手によるものです。

また、少額の案件は機械学習を進めるためのデータがたまらないケースも多いです。
昔よりも簡単に広告を配信できるようになりましたが、中身を見てみると悲惨な状況になっていることもあります。
良いところは取り入れて手離れしたアカウントを作れればよいのですが、お客様に効果を返そうと思うとバランスのとり方が難しいところです。

今回はみなさんも確認できるデータで、広告の裏側の仕組みを少し説明してみました。
普段は鬱陶しい広告にも少し興味をもってもらえたら嬉しいです。

広告を出せば必ずしも効果が出るとは言えません。
でも、実際は推奨設定がうまく機能していない!みたいな可能性もあります。
アールイーデザインでは綿密なヒアリングを基に広告の配信に関してもご提案させていただきます。
設定や現状のアカウント状況。お悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

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